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土壌被覆型浄化槽は、土壌の持つ自然な浄化能力を排水処理に組み入れた浄化システムです。通常、肥沃な畑土には数千種類、数億の土壌微生物が生息し、土壌微生物は水中微生物と共存することで有機物の分解に寄与するという点に着目しました。土壌微生物を降雨時に槽内の汚水中に供給することで、安定した水質が得られるしくみになっています。また、槽内で発生する悪臭ガス(NH3・H2S)は被覆土壌によって無臭の物質に転化されます。 |
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土壌トレンチは、一次・二次処理された汚水を処理するシステムで放流タイプと無放流タイプがあります。トレンチ内の散水管から散水された汚水は、底部にある受皿から側方の土壌へと浸透し、動水毛管サイフォン運動により土壌孔隙中を移動します。この過程で汚水が土壌粒子に吸着し、土壌微生物の作用によりBOD・COD・SS・T-Nの物質が分解されます。T-Pについては、土壌の持つリン固定力(リン酸吸収係数)によって吸着・固定されます。さらに、トレンチ上部の植物の根によって汚水中の有機物が吸収され、土壌中の水と空気の働きが促進されるほか、根や茎葉などの植物自体の有機物が土壌に還元され、微生物の繁殖や活性を高める効果もあります。 |
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土壌による脱臭は、悪臭成分の土壌コロイドへの吸着、土壌微生物の関与による酸化還元により行います。一般的に浄化槽や大小処理場における悪臭成分の多くは、アンモニア(NH3)と硫化水素(H2S)といわれています。アンモニアは土壌中の水分に溶解し、土壌コロイドに吸着すると、土壌中の硝化菌や脱窒菌の作用により土壌水に溶解します。溶解したアンモニアは、負荷に滞電した土壌コロイド表面にNH4+の状態で吸収されるとともに植物にも吸収され、悪臭の脱臭が行われます。硫化水素(H2S)は植物体に少量しか吸収されないため、大半は土壌水の移動とともに放出されます。 |
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既製管方式による浄化槽は、工事費も安く工事期間も短いため家庭用を除く小規模なマンション、店舗、地方公共団体の施設などに数多く採用されています。既製管方式で最大のネックとなっていたのは、臭気の問題でしたが、サムテックでは土壌被覆タイプにすることでその問題を解決しました。また、駐車場下などへ設置される場合には、土壌脱臭装置を併用し、従来の弱点をカバーしています。 |
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かつての農村は山紫水明にふさわしい姿でしたが、近年では農村の混住化や生活様式の近代化により家庭雑排水が農業用水に混入するようになり、稲作等への悪影響が懸念され始めました。また、農村の生活環境改善の見地からトイレの水洗化の要望も強くなっています。このようなことから、各市町村において農業集落排水事業が進められており、サムテックではこの農業集落排水事業の処理施設の工事と土壌脱臭装置の納入を行っています。 |
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公共下水道は都市部に於ける河川の水質レベルを上げると共に、住民の生活レベルの向上が図れます。サムテックでは、これら公共・流域下水道の機械設備工事と既存公共下水道の補修工事を担当しています。 |
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ビルの地下駐車場から排出されますCO2(二酸化炭素)・NOX(窒素酸化物)や入居レストラン、マンションの厨房排気を、屋上に設置した緑化の下部を利用して脱臭を行うシステムです。このシステムは屋上緑化によってヒートアイランド現象を防止すると共に除臭出来ることが大きな特徴となっています。 |
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